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Channel: 黒ラブSURFとHAPPY LIFE
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県大会を終えて・・

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やりきった感いっぱいの数日でした・・
気が抜けました。
なので、7年ぶりに風邪をひきました。
 
少し時間に余裕ができると色んな事を考える時間もとれたりで・・
 
 
 
11月に入ってからコーチから三女への指導が本格化し、
普段とは比べものにならない運動量になっていきました。
 
今まで試合の時は1試合1 Q出場していたのが3Q出場になった訳ですから、
単純に今までの3倍。
 
練習の時もちびっ子ゲーム以外はほとんどやらせてもらっていたので、
練習でも運動量がものすごく増えた事になります。
 
 
膝・足首・足の甲は痛みが取れず、ふくらはぎと足の付け根もパンパンでした。
とにかく次の練習までに少しでも痛みが引くようにとマッサージはもちろん
いいと言われる物・方法はすべて試しました。
 
大切な時期に体調を崩さないよう食事にも気をつかいましたし、
テンションを上げさせるためにも好きな物もいっぱい食べさせてやりました。
 
しかし大変だと思うのは親ばかり・・
本人はバスケができる喜びの方が大きく、弱音を吐く事は一切ありませんでした。
三女のこの気持ちがあったから、私達親も応援ができたのでしょうね。
 
けれど親の想いとは裏腹に、県大会まであと5日というあたりから
三女のプレーは行き詰まり始めました。
 
気もそぞろ、自分の前を通過したボールすら見えない状態にまでなってきました。
こんな時にといらだちましたが、長女から「疲れと緊張で気持ちが限界にきてる、
できる6年生と比べるな、何も言うな」と怒られました。
 
長女の言う事はもっともなのですが、一番大事な時期に一番時間をかけてもらったのに、
不甲斐無い三女に腹が立ち、コーチにも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
結局三女の調子が上がる事は無く、不安要素いっぱいで県大会を迎える事になりました。
 
 
県大会1日目は用事で行かれなかったため、長女からの連絡をひたすら待ちました。
勝ち負けと三女の試合の様子を教えてくれるのですが、
2試合とも「よくもなく、悪くもなく・・」との事。
それでもチームは無事2勝し県大会1日目が終わりました。
 
 
いよいよ県大会2日目です。
この日は数名の保護者の方と車で会場入りしました。
 
三女は前日足をくじいたらしく、準決勝の前にテーピングをしていました。
長女から「普段あんなにガチガチにテーピングしてないから動けんよ」と怒られ、
怒られた嫌な気分を引きずって試合に臨んだからか、案の定イマイチの動き・・
 
チームメイトの試合中の骨折などもあり不安いっぱいの試合となりましたが、
子供達は変に動揺することなく、残りの試合をやりきり勝利しました。
 
 
いよいよ決勝戦。
2Qに出場した三女は相変わらずのイマイチの動き。
とにかく足手まといにならずやりきって欲しい・・それだけを考えていました。
 
・・・が、残り2分あたりから人が変わったのかと思う動きをし始めました。
自分のできる事をやりきり、3Qへつなぎました。
 
よかった~、無事任務を終えたわ~とほっとしたのもつかの間、
3Qが始まろうとしたその時、三女がコーチに呼ばれコートに立ちました。
 
思いがけない娘の大役に顔が強張り、足はガタガタ震え、動悸が止まらなくなりました。
私がもの凄い形相だったんでしょう、ベンチから「大丈夫!」とコーチに声を掛けてもらう始末。
 
それからの事はもう緊張と興奮で訳が分からない状態。
4Qの残り5秒ちょっと、三女がボールを抱えたので「離すな~!」と
号泣しながら叫んだ事だけ覚えています。
 
みんなで勝ちとった優勝、一緒に喜べて本当に幸せでした。
 
 
家に戻り決勝ではよく動けていたけどテーピングは取ったの?と聞いたら、
「emaの痛さと比べたらこんなの痛いうちに入らんと思ってね。そしたら自然と動けた」と。
 
「コーチに6年生の為にやらないといけないじゃなく、
自分のできることを精一杯やるだけでいいって言われたけど、
決勝戦の間、6年生とemaと一緒に全国行きたいってそればっかり思いながらやっとった。
コーチには怒られるかもしれんけど、やっぱり6年生の為にと思いながらやっとった。」
そう言いました。
 
ただバスケが好き。。
そう思っていましたが、何も考えていないようで
実は色々考えてはいたんだな~と思うと胸がいっぱいに・・
「大事な試合で自分の力を発揮できるということはすごい事。
今日は本当にすばらしかったよ。」としっかりほめてあげました。
 
 
家族内でも色々問題もありました。
解決するためにはバスケから離れた方がいいのではと思う時もありました。
こんな大切な時期なのに何でこんな事に・・と思う時もありましたが、
逆に大切な時期だからこそ家族で真剣に話ができ、
皆が納得し、最後は家族全員で頑張っている三女に協力し応援しよう、
自分達も三女に負けないよう自分が頑張らないといけない事を頑張ろうと
約束することができました。
 
色んな意味で家族が成長できた県大会だったかなと思います。

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